■主な疾患と治療
1、脊椎脊髄疾患
変形性脊椎症 (症状) 痛みは変形の程度によりますが、疼痛等を慢性的に感じる経過をたどります。
(治療) 理学療法等やスーパーライザー、レーザー治療、トリガーポイントブロックが有効。
急性腰痛
(ぎっくり腰)
(症状) 重い物を持ったり、日常動作時に起きる急激な腰痛。
(治療) 理学療法等やスーパーライザー、治療、トリガーポイントブロックが有効。
腰椎椎間板
ヘルニア〔写真下〕
(症状) ・急性腰痛で始まり、次第に坐骨神経痛(臀部〜下肢痛)を伴う。
・下肢症状としての痛み・しびれ・知覚障害・筋力低下を生じる。
・スポーツや重量物挙上などが誘因となって痛み(激痛)が生じる。
(治療) 理学療法 等やスーパーライザー治療、腰部硬膜外ブロック、神経根ブロック、仙骨ブロック、坐骨神経ブロック
腰部脊柱管狭窄性 (症状) ・歩行時に徐々に痛みが増強して、少し休憩すると再び歩ける状態になります。このような症状を間歇性跛行と言います。
・神経根の圧迫により、腰部の圧迫感・不快感等を慢性的に生じ椎間板ヘルニアの様に下肢痛が出現することもあります。
・膀胱・直腸障害を生じる事もあります。
(治療) 理学療法等やスーパーライザー治療、腰部硬膜外ブロック、神経根ブロック、仙骨ブロック、坐骨神経ブロック
頚椎椎間板
ヘルニア〔写真下〕
(症状) ・急性期には、首の痛み運動制限が強い。
・神経根症状では、通常一側の肩甲骨付近の疼痛や、肩から手までの放散する上肢の疼痛の他、しびれ、知覚障害、筋力低下、があります。
(治療) 理学療法等やスーパーライザー治療、トリガーポイントブロック、星状神経節ブロック
第4/第5腰椎椎間板ヘルニア
単純レントゲン画像
MRI画像
第6/第7頚椎椎間板ヘルニア
単純レントゲン画像
MRI画像
2、関節疾患
肩関節周囲炎 (症状) ・40〜50歳代に多く起り肩関節周辺の痛みが特徴です。
・症状が進むと、帯を結ぶ動作、髪をとかす動作が出来なくなり、夜起きてしまう程の痛みがあります。
(治療) 理学療法、運動療法等やスーパーライザー、レーザー治療、肩関節内注射、肩甲上神経ブロック
変形性膝関節症 (症状) ・中高年に多く膝に鈍痛等を慢性的に感じる経過をたどります。
・階段を降りる時、正座等で膝を深く曲げた時に、痛みを強く感じたりします。
(治療) 理学療法、運動療法等やスーパーライザー、レーザー治療、膝関節内注射
3、その他
頭痛専門外来
帯状疱疹
(帯状疱疹後
 の疼痛)
(症状) ・神経痛様の痛みと伴に、発疹がみられる。
・発疹は脳及び脊髄神経支配領域に片側性、不連続な帯状に見られる事が多い。
・発疹が消えても、神経痛が数カ月以上残る事があります。
(治療) スーパーライザー、レーザー治療、星状神経節ブロック、硬膜外ブロック
顔面神経麻痺 (症状) 左右どちらかの顔がゆがんだり、目が閉じなかったり、口から物がこぼれたり、顔がはれぼったく重かったりなどが見られます。
(治療) 鍼治療、スーパーライザー、レーザー治療、星状神経節ブロック
上記のような代表的疾患を取り上げましたが、整形外科領域全般にわたりブロック療法以外にも幅広く理学療法、運動療法、レイザー治療、鍼治療等も同時に行っています。

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